iOSのダークモードとアクセシビリティ機能を比較

iOSのダークモードとアクセシビリティ機能を比較

ここ数年で「ダークモード」がWindows・android・mac OS・iOSの主要OSで対応されたことにより、「ダークモード」が世の中的に認知されるようになってきました。主要OSで対応している「ダークモード」は、「黒い画面のアプリを提供」するのではなく、明るい画面と暗い画面の2つのカラーモードを各OSの設定画面からユーザーの意思で切り替えられるようになっています。

実際に自分の作業環境をすべてダークモードにしてみました。iOSのダークモードを確認している際に、以前から存在するiOSの"ある機能"を思い出しました。その機能とは、画面表示のアクセシビリティ機能です。
画面表示のアクセシビリティ機能を有効にすると、画面内の色を反転させることが出来ます。なので、元々白を基調とした画面は黒を基調とした画面で表示されるようになります。
試しに、iOS13で面表示のアクセシビリティ機能を試したい場合、設定→アクセシビリティ→画面表示とテキストサイズ→反転(スマート or クラシック)で設定することが出来ます。

反転(クラシック)では全体が黒ベースにはなるのですが、多くの要素がネガフィルムのような表示になっています。

反転(スマート)はiOS11から追加された機能なのですが、反転(クラシック)でネガフィルムのような表示になっていた[スイッチ]や[写真]などが、標準(白ベース)の時のような表示ができるようになりました。

しかし、あくまで視覚のサポート機能の“アクセシビリティ”なので完全なダークモードということにはなっていません。反転(スマート)がダークモードに一番近いのですが、ホームのアプリアイコンが単純に彩度が落ちていたり、通知センターのメッセージの絵文字がネガフィルムのような表示がされていたり、ウィジェットに表示されるアイコンや文字の視認性が低く見えるなどダークモードと呼ぶには至らない点が見られます。

アプリ単位の話では、前にFacebookがダークモードに切り替えられるようにアップデートをかけていました。
今後アプリ単位でもダークモード対応をしていかなければならないかもしれませんので、情報を集めていこう思います。