スマートスピーカーのアプリ開発方法
身近で目にする機会が多くなってきたスマートスピーカーのアプリ開発について、調べたことを簡単にまとめました。
Amazon Echo
AIアシスタント名:Alexa
アプリ名:スキル(Skill)
大まかなアプリ開発の流れは以下のようになります。
(1)Amazon開発者アカウントを取得(未取得の場合)
(2)AWSアカウント取得(未取得の場合)
(3)スキル情報を設定
(4)対話モデルを設定
(5)アクセス権限等の設定
(6)実行処理を実装
作成が終わったらテストして公開することができます。
公開の仕方は2通りあります。
・Amazonに申請して審査に合格することで全体に公開
・テストを有効化して開発者と招待した人にだけ公開
Google Home
AIアシスタント名:Google Assistant
アプリ名:アクション(Action)
大まかなアプリ開発の流れは以下のようになります。
(1)googleアカウントを取得(未取得の場合)
(2)会話の設計
(3)Dialogflowを使用してプロジェクトを作成
(4)アクションやインテントの設定
(5)フルフィルメント(Fulfillment)の作成
※外部サービスと連携させたい場合
シミュレータでのテストも可能ですが、開発環境にログインしたアカウントと同じアカウントでセットアップしたGoogle Homeがあれば、実機でのテストも可能です。
Googleに申請して審査が通れば公開されます。
LINE Clova Wave
AIアシスタント名:Clova
アプリ名:スキル
提携先以外ではアプリの開発/公開はまだできないようです。
AmazonもGoogleもクラウドベースでの開発になります。
以下はGoogleの開発環境の一部になります。
(1)Actions on Googleのプロジェクト作成/選択画面
(2)Actions on Googleのプロジェクト画面
(3)Dialogflowの画面
スマートスピーカーとのやり取りは基本的に音声のみになるため、言葉のゆれやユーザーの発話が認識できなかった場合のフォローなど、UI(VUI:Voice User Interface)の設計はGUIとは少し違ったユーザビリティへの配慮が必要そうです。